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Li-ion(リチウムイオン)電池 特性と長持ちさせるための充電方法

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Li-ion 電池

リチウムイオン(Li-ion)電池

 
最近ほとんどの機器で使用されるようになったリチウムイオン電池。身の周りには、たくさんのリチウムイオン電池が存在すると思います。携帯電話やパソコンなど、気にすることなく使用している人も多いでしょう。
とても性能の良い電池として注目されていますが、管理方法が難しく危険性を秘めています。性能の良さから飛行機や潜水艦にも使用されるほどになり制御機能が発達した結果だと思います。

■パソコン・携帯・スマホのバッテリーを長持ちさせるための充電方法について■

充電する際には、バッテリーを使い切り放電してから充電した方が良いと、よく言われます。
雑誌などでも使い切ってから充電しましょう、継ぎ足し充電は劣化しますという記事を見ます。
これは、以前多かったニッカド電池やニッケル水素電池の場合で、勘違いされている方がとても多いように思われます。

ニッカド電池やニッケル水素電池の場合、継ぎ足し充電を行うと「メモリー効果現象」というのが有り使用時間が短くなります。

しかし、現在ほとんどの機器で使用されているリチウムイオン電池では、このメモリー効果現象はありません。
その結果、継ぎ足し充電を行う事が可能となり、それほど劣化の原因にはならないようです。
これがリチウムイオン電池の最大の特徴です。

確かに使い切ることで充電回数が少なくなる点では劣化防止になるかもしれませんが放電する必要はないと考えています。

ただし、継ぎ足し充電が大丈夫だからといって毎日充電しっぱなしはバッテリーを劣化させます。
リチウムイオン電池は満充電(100%充電)の状態で保存すると劣化するようです。
また、高温になることも悪影響になります。
使用する前に満充電するのは構わないと思いますが、毎日満充電するとやはり劣化の原因になると考えられます。

一部のパソコンなどではバッテリーを長持ちさせるために80%充電に制限してくれるものもあります。
また、過放電(深放電)も劣化の原因になります。

すなわちバッテリーが満タンでも空でも良くない事になります。

また、バッテリーの寿命は充電回数にも関係があり、
リチウムイオン電池の場合は充電約300回で約70%~80%、約500回で50%~70%と言われていますが、これは試験でのデータです。
実際は充電方法や使用環境でかなりの差があるようです。
満充電高温場所での保存がバッテリーを非常に劣化させる原因になるようです。

ではリチウムイオン電池を長持ちさせるための充電方法については、
「約20%~80%位の範囲で継ぎ足し充電で使用する。」という事になると考えています。

※要点
充電回数はなるべく少なくする方が良いのですがバッテリー切れにならない範囲で充電をおこなう。
保存する場合は、満充電ではなくある程度消耗した状態で低温の場所に保存する。という事になりますが、
充電器や電池パックには保護回路(制御回路)があり過充電や過放電の防止を管理しているので、
あまり神経質にならなくても良いと思います。

これは、あくまでも個人の考えであり責任は負いませんのでご了承下さい。

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Li-ion電池の危険性

・リチウムイオン電池の場合、充電器や電池パックには保護回路(制御回路)があり過充電や過放電を管理している。

・充電電圧の過充電制御は充電器だけでなく、電池パックにも制御回路を備えて管理している。また、過放電に関しては電池パック内の制御回路により、過放電状態にいたる前に出力を遮断する。

・過充電(異常電圧充電)や過放電はいずれも異常発熱(発火)の可能性があると言われています。

※制御回路に異常があると発火の危険性があります。

Li-ion電池の発火事故は多数発生しています

粗悪な制御回路を使用している電池パックには注意しましょう。


iPhoneの修理を行っていた頃 Li-ion電池には、外国製という事もあり

・純正品
・Sランク品 純正同等品
・Aランク品
・Bランク品
・Cランク品

などが多数存在していました。
どう違うのか正確には分かりませんが、素材と制御機能が違っているのは確かだと思われます。

 
 

そろそろ次世代の電池が登場することを願っています。

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