Windows 10 1903 リモートデスクトップ 画面真っ黒
リモートデスクトップ RDP接続がWindows 10 1903 の場合には、不具合があります。
真っ黒の画面↓
接続情報メッセージ↓
接続は出来るのですが、画面が真っ黒になり、正常な操作が出来ません。
マウスは、反応していて見えない画面での操作は出来ているようです。
画面が表示されないだけです。
全てではなくWindows 10でも正常に表示できるものとできないものがあります。
片方がWindows7の場合は、どちらから接続しても普通に表示・操作できます。
但し、Windows 7からWindows 10に接続した場合に操作後、切断してもWindows 10がフリーズした状態になります。
以前は、同じ環境・同じ端末で正常接続・表示出来たのですが、とても残念です。
OS更新が原因としか考えられません…
調べてみるとWindows 10 1809 から不具合が出ているようですが、たまたま1809では、リモートデスクトップを使用していませんでした。
1903になり改善されたとの報告があるようですが、私の環境では、なぜか1903でも改善されていません。
最初に検証したこと
Windows 10 1903 3台 Windows 7 1台 それぞれRDP接続確認
リモートデスクトップ接続プロパティ調整
画面解像度の設定 各種項目を多数変更して確認
ローカルリソース 各種変更
エクスペリエンス パフォーマンスの設定 各種変更
ローカルコンピューターポリシー(ローカルグループポリシー)設定
リモートデスクトップサービス→クライアントのUDPを無効にする→有効化
リモートデスクトップ アプリを使用して確認
同じく表示出来ず、真っ黒
上記、すべて改善出来ませんでした。
Windows7が絡むと正常に接続・表示・操作出来ますが、切断後、Windows 10がフリーズする場合があります。
Windows 10 同士で接続することは少ないと思いますが、
とても便利な機能なので、少しずつ検証して原因、改善方法を探します。
現時点では、アプリを使用して検証した結果など考慮すると、接続される側に原因がある可能性が考えられます。
有効な改善方法が見つかりません。
正常に表示されるものと出来ないものがありますが、
これから先、経過を更新していきます。↓
正常に表示出来ない端末の 検証経過
2019/07/05
Windows 7が絡んでも表示できるものと出来ないものがあります。
同じく切断してもフリーズする場合としない場合があります。
Windows 10の端末で接続される側に何かしらの不具合が生じると思われます。
2019/07/07
可能性が考えられるファイル差し替えなど、試しましたがダメでした。
Administratorでも差し替えが出来ず、TrustedInstallerが変更権を持っているのでかなりの工数が発生し操作が面倒になります。そこまでする必要性はないのでこれ以上のファイル差し替えは行いません。
別の方法で継続します。
2019/07/09
ファイアーウォールによるアプリケーションの許可
考えられるアプリケーションのファイアーウォール通信の許可
最後には、一時的にファイアーウォール無効にしてもダメでした。
2019/07/10
本日のUpdateで、OSビルド18362.239になり、
mstscax.dllが新しく差し替えられているようですが、私の環境でのRDP接続状況に変化はありません。
Windows 10 6台 Windows 7 2台で検証して判明したパターン
1】正常に接続・表示できる
2】接続できるが、真っ黒の画面からしばらくして相手先の画面が表示される
3】接続はできるが、いつまでも真っ黒の画面のまま
4】接続状況にかかわらず、切断しても相手先がフリーズ状態になる。(強制リブートが必要)
接続される側に原因が発生すると思われます。
端末の組み合わせにより
正常に使用できる場合と、
全く使用できない場合や、
フリーズ状態になりほぼ使用出来ない場合などがあります。
しばらく検証を継続しますが、最近のWindows 10のことを考えると、
Microsoftによる改善はあまり望めないと考えています。
セキュリティー強化のために犠牲になる機能の一部だと思われます。
補足
補足
最近では、古いXDDM ベースのリモートディスプレイドライバ 削除がありますが、
Windows 10での不具合現象であり、確認しても全てWDDMになっているので関係ないはずです。しかし、このことで何かしらの不具合・影響が発生している可能性も考えられます。
RDPが使用出来ない場合は、端末を変更するか別の方法を考えることをおススメします。
過去の記事↓