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独自ドメイン設定 DNSのレコードについて 簡単解説

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独自ドメイン DNS設定について

記述、設定方法については、使用しているネームサーバーにより異なります
基本は同じですが、詳しくは使用しているネームサーバーの設定方法を確認する必要があります。

ネームサーバーにより、対応の可否があります。

反映時間

設定は即時反映ではなく、タイムラグがあり、
時間がかかるので確認に注意が必要です。
通常、数十分~数時間で反映されますが、浸透するまでには、1~3日程度と言われています。

経験では、10分~1時間前後で反映されることが多いようです。

DNSのレコードについて

A(Address)レコード

ホスト名とIPアドレスの関連づけを定義するレコードです。
ホスト名(ドメイン・サブドメイン)のグローバルIPアドレスを設定します。
DNSの最も基本的な、ドメイン・サブドメインとIP v4アドレスを結びつける情報の事です。
A(Address)レコードは、IP v4でホスト名とIPアドレスの関連づけを定義します。

例】「(www.)sample.com のIPアドレスは123.45.67.89です」とWEBブラウザ等に教えてあげるために設定します。

※MXレコード、CNAMEレコード、NSレコードを設定するには、あらかじめホスト名をAレコードとして設定されている必要があります。

記述例

a @ 123.123.123.10
a * 123.123.123.10
a www 123.123.123.10

AAAAレコード

AAAAレコードは、IP v6でホスト名とIPアドレスの関連づけを定義するレコードです。

IP v4が32ビット、IP v6が128ビットで単に4倍なのでAが4つと言われている。

記述例

aaaa ipv6 FF01::101

CNAME(Canonical NAME)レコード

正規ホスト名に対する別名(エイリアス)を定義するレコードです。
特定のホスト名を別のドメイン名に転送(リダイレクト)する時などに利用します。
特定のホスト(ドメイン・サブドメイン)を別のホストに割り当てる時に使われる情報の事です。
ホスト名のエイリアス(別名)を指定します。

※CNAMEレコードの正規ホスト名はAレコードが登録されている必要があります。

記述例

cname www3 www2
cname www sample.com.

MX(Mail Exchanger)レコード

メールの配送先(メールサーバー)のホスト名を定義するレコードです。
ドメイン・サブドメインの(メールサーバー)ホスト名を指定します。
メールの配送先と、優先度を指定します。
優先順位を付けることで、複数のメールサーバーを指定することができます。
複数のメールサーバーを指定することで、余裕のあるサーバーで送受信しメールの紛失を防ぎます。
メールアドレスのホスト(ドメイン・サブドメイン)にメールサーバーのホストを割り当てる時に使われる情報の事です。
IPアドレスは登録できません。

※MXレコードのホスト名はAレコードが登録されている必要があります。
※優先値はメール配送先の優先度を設定します。(値が小さいほど優先順位は高くなります。)

記述例

mx @ 10
mx mail 10 abc
mx mx2.sample.com. 20
mx mail.sample.com. 20 mail

NSレコード

ドメインのネームサーバー(DNSサーバー)名を定義するレコードです。
ネームサーバー名を指定します。
特定のホスト(ドメイン・サブドメイン)のネームサーバーを指定する情報の事です。

例】「(www.)sample.com に関する設定については ns1.sample.com に聞いてください」と他のネームサーバーに対応させるために設定します。

※NSレコードのホスト名はAレコードが登録されている必要があります。

記述例

ns www ns1.sample.com.
ns abc ns2.sample.com.

TXT(Text)レコード

ホスト名に関連付けるテキスト情報(文字列)を定義するレコードです。
送信ドメイン認証の認証情報(SPFレコード)などを記述します。
SPFレコードは、送信メールアドレスの他者によるなりすましなどを防ぐために使われる。
ホストの情報を記述するために使われます。
特定のホスト(ドメイン・サブドメイン)に関連づけるテキスト情報の事です。

実際に入力する内容は、ご利用するサーバーで異なります。
DNSの拡張用に用意されています。

記述例

txt @ v=spf1 ip4:123.123.123.10 ~all
txt mail v=spf1 a:sample.com ~all
txt abc v=spf1 mx ~all

PTRレコード

IPアドレスからホスト名への対応を定義するレコードです。
IPアドレスに対応するホスト名を設定します。
A(AAAA)レコードの逆になります。
ドメイン名の逆引きに利用される。

SOAレコード

ゾーンの登録データに関する情報を記述するレコードです。

SRVレコード

SRVレコードは、負荷分散サービスの提供・冗長性の確保・サービスポート番号の通知を可能にするレコードです。

記述例

srv _smtp._tcp 1 2 25 server1.sample.com.
srv _ftp._tcp 0 0 21 server2.sample.com.

CAAレコード

SSLサーバー証明書を第三者が勝手に発行することを防止するためのレコードです。

認証局はSSLサーバー証明書を発行する際にDNSのCAAレコードを参照し、
自分の認証局のコモンネームが設定されているか、 空の場合に証明書を発行することができます。
他社の認証局のコモンネームが設定されている場合は証明書を発行できません。

DSレコード

サブドメインでDNSSECを利用するためのレコードです。

TTL(Time To Live)

ネームサーバーが他のネームサーバーの問い合わせに返したDNS情報を保存させる時間です。
有効期間・有効時間になります。
パケットの有効期間を表す値となり、数値が小さいほどレコードの保持時間が短くなります。

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