2K・4K・8Kテレビとは簡単に解説します。
視点の違いで多様な解説があり、分かりにくい部分が多いようなので、今回は現在のテレビを重点に解説したいと思っています。
4K・8Kとは?
画面の解像度のことを表現しています。
結局、画面の細かさ(鮮明さ)になります。
注意:ここでは、信号データの解像度ではなく表示画面の解像度です。
(ちなみに一般地デジは、1,440×1,080で送信されテレビで変換しています。BSやBlu-rayは1,920×1,080になっているようです。)
4K・8Kの「K」はK=1,000を意味しています。
すなわち、4K=4,000・8K=8,000 になり、横のピクセル数を指していますが、実はかなりアバウトであり約4,000・約8,000ということになっています。
許容範囲はかなり大きいようです。
4K画面の場合、
多数の解像度があります。
4,096 × 3,072
4,096 × 2,560
4,096 × 2,304
4,096 × 2,160※ DCI4K カメラ
4,096 × 1,716
3,996 × 2,160
3,840 × 2,400
3,840 × 2,160※ UHDTV テレビ
3,840 × 1,600
3,840 × 1,080
全て4Kです。
8K画面の場合、
8,192 × 8,192
8,192 × 5,120
8,192 × 4,608
8,192 × 4,320
7,680 × 4,320※ UHDTV テレビ
7,680 × 3,240
7,680 × 3,200
7,680 × 2,160
全て8Kです。
同様に2Kにも多数あります。
※比率等の違いや、テレビ・カメラ・各種ディスプレイ・映画などに多数の解像度があります。
一般的なデジタル液晶テレビの場合
現在の主な デジタルテレビの横と縦の比率は「16:9」です。
(古いブラウン管アナログテレビは「4:3」でした。)
2K・4K・8Kテレビの解像度の比較
下記の解像度は、現在の主なテレビ 比率16:9の場合です。
解像度(ピクセル)
16K(QUHD)8640p 画素数132,710,400
解像度 15,360 x 8,640
将来的な16Kです。一部メーカーが開発したようです。
8K(UHDTV)4320p 画素数33,177,600
解像度 7,680×4,320
8Kテレビの解像度です。
4K(UHDTV)2160p 画素数8,294,400
解像度 3,840×2,160
一般的な4Kテレビの解像度です。
DIK4K
解像度 4,096×2,160(アスペクト比256:135)
テレビではなくカメラなどに多いようです。
2K(FHD)1080p 画素数2,073,600
解像度 1,920×1,080
主に36インチ以上の大型テレビに多い解像度です。フルハイビジョン
FWXGA(HD) 画素数1,049,088
解像度 1,366×768 現在のテレビで主流になっています。
主に32インチ以下の小型テレビに多い解像度です。ハイビジョン
実は、微妙に比率が違います…アスペクト比683:384(約16:9)
1K(HD)720p 画素数921,600
解像度 1,280×720 現在はカメラに多い解像度です。
参考:
アナログ時代の古いブラウン管テレビの一般的な解像度は、
640×480(4:3)だったので、それを考えるとかなり細かく表示できるようになりました。
現在、パソコンの解像度比率も「16:9」が多いので、共通する部分が多くあります。
最近では、4Kテレビが流行りテレビを購入される場合に4Kを勧められることがよくあると聞きます。
画面の細かさや鮮明さを売りにしていると思いますが、実は4K用の専用チューナーが内蔵されていないテレビ(4Kチューナー別売)が多いようです。
4K放送でもせっかくの4K解像度を発揮せずテレビを観ていると、もったいないと思われます。
4Kの解像度で観るには、4K放送と4K用のチューナーが必要で内蔵されているか確認することをおススメします。
現在、4K放送は少ないようなので、じっくり検討したほうが良さそうです。
まだ、8Kは時期尚早なのかもしれません。