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パソコンの電源は、 つけっぱなし? or 都度消す?

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パソコンは常につけっぱなしにすべき? or 消した方がいいの?

最近ネットでパソコンの電源に関する記事をいくつか見るようになりました。
「パソコンの電源は常につけっぱなしにすべきか、それとも都度消した方がいいのか」という記事です。

それを読むと私の認識と異なる部分や疑問があったり、一般の人が勘違いをしてしまう部分があるので、どれもあまり好ましい記事ではないように感じました。

そこで私が考えたパソコンの電源に関する記事を掲載いたします。

パソコン初期(1990年代)の頃から使用していて長年個人宅や大企業・官公庁・各種学校のパソコン関連サポート・パソコン整備士講師の仕事を生業に、自宅では常に10~30台のパソコンを所有している私の認識を紹介します。

結論を先に述べると、

ノートパソコンとデスクトップパソコンでは考えが異なるし、補助記憶装置の種類が ハードディスクSSD でも異なります。また 自宅 なのか 職場 なのかでも異なります。高性能なのか起動に時間が掛かるパソコンなのかも重要です。

要するに使用環境でどちらとも言い難いのです。

但し、パソコンには電源に関する設定があるので自分の環境にあった設定にすることで、「つけっぱなし or 都度消す」 の選択も可能になります。

また使用方法やパソコンの電源設定でどのような電源管理をするのか異なるので、自分にあった使用方法を見つけることが大切です。

設定や面倒なことはやりたくない、初期設定そのままで使用したい人は、1~2時間以上使用しない場合は電源を切ることをお勧めします。

まず、ネット記事にあった「パソコンは、24時間電源が入っている状態を想定して作られている」というのはサーバー用パソコンであり、一般コンシューマー向けクライアントパソコンは、24時間駆動も可能ですが理想的ではありません。

サーバー用とクライアント用では OS も違いますし、長時間使用する事でフリーズする確率もかなりの違いがあります。

なのでサーバー機以外で24時間駆動は、特殊な使用以外お勧めしません。

また、家庭のパソコンと職場のパソコンでは使用時間が全く違うと思います。

例えば、職場で昼休みに1時間程度使用しない場合は、一旦電源を切る事をお勧めしますが、休憩終了後すぐに使用したい場合は、電源を入れたままでもよいでしょう。

最近のパソコンは起動時間が短くなり短時間で使用できるようになっていますが、古いパソコンでは起動に時間がかかり使用を始めるまでに時間を要することがあります。

このようなパソコンの場合で、すぐに使用を始めたい場合には、半日~1日程度なら電源を入れたままでも良いと思います。

長時間電源を入れたままにする場合には、電源の設定を行うことをお勧めします。

パソコンの電源設定 例】Windows11 の画面 ↓

■電源に接続の場合/バッテリー駆動の場合

画面をオフにする時間の設定
・デバイスをスリープ状態にする時間の設定
・デバイスを休止状態にする時間の設定

設定→システム→電源とバッテリー→画面、スリープ、休止状態のタイムアウト
コントロールパネル → 電源オプション

●プラン設定の編集

■電源ボタンを押したときの動作/カバーを閉じたときの動作

・何もしない
・スリープ状態
・休止状態
・シャットダウン
・ディスプレイの電源を切る

一般のパソコンは長時間 電源を入れたままにすることで、不具合やフリーズの発生確率が高くなります。

これはパソコンのデータ構造を理解していれば分かります。

パソコンの長時間使用における不具合解消のために、パソコンをリフレッシュする意味で長時間の使用の際は、可能な時に再起動あるいは一旦電源を切り再度電源を入れることも必要です。

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パソコンの電源使用状況は、ディスクの詳細(CrystalDiskInfo)で電源投入回数と使用時間でおおよその使用状況が分かります。長時間つけっぱなしのタイプかこまめに消すタイプなのか判断できます。

長時間電源を入れたままで使用しているパソコンには特徴があります。

ファンが長時間動いていることで、パソコン内部に「ほこり」が多く溜まっています。
これは、ノートパソコンでも同じでファンの周辺には「ほこり」が多く溜まります。

例】ネット記事の疑問

■パソコンの電源をつけっぱなしにするメリット

・すぐに起動(使用)できる →
・バッテリーの寿命を延ばしやすくなる →X 逆の場合もある
・電気代の節約につながる…ノートパソコンの場合 →X 不明 ほぼ関係なし 逆の場合もある
・ストレージの寿命が延びやすい → 使用時間や頻度による 関連は少ない

■パソコンの電源をつけっぱなしにするデメリット

・電気代がかかる → 微増程度 設定でほぼ解決
・パーツの劣化につながる →
・場合によっては発火する恐れがある → 可能性は小さい

おススメの電源をオフにするタイミング

・長時間使用しないとき 1~2時間 または、半日程度使用しないとき

・長時間(半日以上)つけっぱなしの時には、可能な時に再起動しましょう。

使用する人の性格や使用方法はさまざまです。
パソコンの電源管理の設定で自分なりのタイミングを決めれば良いでしょう。

設定用語 解説

■スリープ状態

メモリーのデータを保持したままメモリー(マザーボード)以外の電源をオフにします。メモリーのデータを保持する少しの電力が必要です。直前作業の状態に戻ります。

※ メモリーは電源を完全にオフにするとデーターが消える。

■休止状態

メモリーのデータを補助記憶装置(ディスク・SSD)に移動させて電源を完全にオフにします。次回の起動はそのデータを読み込むだけなので起動が早くなります。直前作業の状態に戻ります。

※ 補助記憶装置(ディスク・SSD)は電源を完全にオフにしてもデータは消えない。

スリープと休止は、もし不具合が発生している場合には、その不具合も継続する可能性が高くなります。

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